2017年1月9日月曜日

大和・西方院山城

西方院山城は奈良公園内の瑜伽山という小高い丘の上にある城跡。奈良公園に城跡がある事をあまり知られていない。マイナーな城跡ではあるが、遺構がしっかりと残っているので見応えがあります。


西方院山城の歴史は非常に短い。
 応仁の乱で古市氏が筒井氏を攻めるために文明11年(1479)に築城されました。同年9月29日に城は完成し、それと同時に古市氏の軍勢が入城しました。しかし、それから3日後の10月2日に筒井勢の襲撃で落城しました。なんと、築城して落城するまで3日間と超高速でした。


さて、城跡への登城口は奈良ホテル駐車場の脇にあります。登城口を示す案内板はありませんでした。
*GoogleMapを編集使用*

登城口からは斜面を直登して右方向に進みます。すると、直ぐに堀切と土橋が出てきます。斜面は滑りやすいので、お気をつけください。
(堀切)


土橋を渡ると其所はもう主郭です。堀切より手前の駐車場側が二ノ丸、堀切より奥の土橋を渡った所の広い曲輪が主郭です。



主郭は土塁が囲んでいました。
(主郭の土塁。奥の塀は瑜加神社)

そして、そして!
主郭横には見事な二重横堀が残っていました!
(二重横堀を横から) 
(二重横堀の間の土塁の上にて)

この二重横堀が西方院山城の目玉遺構です。この二重横堀を見るために訪城する人がいるとかいないとか(笑)

ぜひ、皆様も実際に二重横堀を確認してみてはいかがでしょうか。

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